Pペット市場は巨大ながら、ペット後進国と言われる日本。『動物愛護後進国』という言葉はぼんやりとしています。しかしその意味は、『犬(動物)を敬い共存できる社会でない国。』という厳しい意味ですよね。一人じゃ何も変えられないのも事実、でも一人一人が行動に移せないと変わらないのもまた事実。

当時、犬への熱い想いを胸に渡豪した「Akane」が実体験をもとに、動物愛護先進国と言われるオーストラリアの人々と犬の暮らしを解説。犬と人が伸び伸びと共存するリアルな姿が見えてきます。

動物愛護先進国
~オーストラリア編~

犬だけではく
動物に優しい国、
オーストラリア

オーストラリアと言われて
一番に思い浮かぶのは
コアラでしょうか?

多くの固有種が生息する
オーストラリアでは
動物保護の為の法律があり、
たくさんの保護団体が存在します。

野生動物と同じように
愛玩動物
州によって違いはありますが
法律や条例で保護されており、
違反すると罰金や懲役が課されます。

ヴィクトリア州では
2018年に
営利目的のペットショップでの
生体販売が禁止されており、
ペットを守る法律
増えています。

法律による規制もそうですが、
わたしが現地にいて感じたのは
人間の“意識の違い”です。

アニマルシェルターの記事
でもお伝えしましたが、
多くの人が
ペットショップからではなく
シェルターから
犬や猫を迎えるということ、
そして
そういった活動に
積極的であるということです。

日本で譲渡会というと
動物病院や
アニマルシェルターでの開催
思い浮かべると思います。

しかし、
オーストラリアの保護団体では
日曜日に
シェルターの職員や
ボランティアが
犬たちを連れて
ビーチや公園を散歩したり、
ショッピングモールでの
募金・啓蒙活動。

そして、
ペットショップでは
生体販売ではなく
シェルターにいる犬や猫を
展示したりするという形で、
より多くの人が知るきっかけが
生活の中で多く見られます。

トリミングは
速さ重視?!

10年以上前になりますが、
専門学生時代
パースに短期留学した時のことです。

わたしは看護科でしたので
現地の学生さんと一緒に
看護の授業を受けたのですが、
トリマー科の生徒さんは
別の場所で
トリミングの授業
受けていました。

授業後話を聞くと、

とにかくスピード重視!
バリカン!
短く!!笑

という感じで、
日本とは全然違う
と話していました。

ワーホリ時代
一瞬だけ
トリミングサロンで
働いていたのですが、
そこで働いていた
日本人トリマーさん
同じようなことを
おっしゃっていました。

看板
トリミングではなく
“GROOMING”
と書かれた
サロンがほとんどで、
動物病院の外
セルフシャンプーの
バスタブがあるなど
綺麗にしてあげる=洗う
という感覚が強いのかな?
と感じました。

後述しますが、
オーストラリアには
ドッグビーチや公園が多く、
水に濡れる機会が多いです。

お手入れのしやすさ
重視するのは
そういった側面も
あるかもしれません。

可愛く着飾る
日本式のトリミング
人気のようですが
そもそも
トリミングできる犬種を
それほど見かけないことと、
やはり
負担を減らしてあげること
を重視しているようです。

犬OKの場所が
たくさん!

自然の多いイメージ
オーストラリア

大陸の中心部はほぼ砂漠
人口は沿岸部に集中しています。

その為ビーチが多く
犬も連れていける
ドッグビーチも数多くあります。

イギリスからの移民が多い
オーストラリアは
しつけをしっかりする人がほとんど
ノーリードでも
お利口さんなわんちゃんばかりです。

もちろん
リードを着用しなくてはいけない場面では
しっかりと繋がれています。

マナーをきちんと守る
飼い主さんが多いからこそ、
禁止されずに利用できるのです。

フリーで
ビーチを飼い主さんと一緒に
走り回る姿は羨ましい限りでした。

公園の大きさも桁違いです。

海沿いが
ずーっと手入れされた
芝生の公園だったり、
大きな広場があったり。

大きな公園には
カフェが併設
されているところも多く、
外のテラス席には
散歩のついでに
コーヒーや朝食を楽しむ姿
よく見られます。

日本でも
愛犬と一緒に入れる
カフェは増えてきましたが、
オーストラリアでは
それが
日常の風景として当たり前である、
という感じがしました。

在豪中は
暇さえあれば
ペットショップに行くほどの
マニアでしたが(笑)
ペットショップに
犬連れでやってくる人は
あまり見かけませんでした。

理由は定かではありませんが、
そもそも
ペット同伴できなかった
のかもしれませんし、
日本のように
服を売っていることが少ないので
連れていく必要が
ないのかもしれません。

また
量り売りのおやつなど
包装されずに置いてある
ものもあったので、
飼い主が
余計なものを
買わずに済むよう
連れて行かない
のかもしれません(笑)

推し国!
オーストラリア

日本と
時差も1時間
過ごしやすく、
親日家の多い
オーストラリア。

カンガルー
エミューといった
日本ではあまり目にしない
犬用おやつ
大型犬用のグッズ
も買えますよ!

コロナも少し落ち着き、
行けるようになりましたので
機会があれば
ぜひ訪れてみてほしい国です。

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください