S「せっかく連れていったのに、うちの犬はドックランの隅で固まっていた・・・」(笑)という話をよく聞きますが、人が苦手な人間がたくさんいるのと同じで、犬だって犬が苦手だったり、相性があるのです。無理する必要はないけど、みんなと仲良くできたらすごいこと。何より私達飼い主が焦らず、押しつけづ、でも応援してあげられるスタンスを持ちたいですよね。

今回は、10才で迎えた元保護犬が実は-犬見知り-なことに気づいた『こたけ雫』が、戸惑いながらも愛犬のペースで犬友をつくっていく微笑ましい過程を紹介。いつだって前向きな犬の姿勢に癒される内容です。犬まとめ,犬,犬が苦手,犬見知り

迎えたのは犬に慣れて
いないシニア犬!?
~犬とのご挨拶編~

犬と散歩していると、
よく会う他のワンちゃん、
通称犬友(いぬとも)ができませんか?

特に
毎日同じくらいの時間帯
決まったコース
「また会ったね!」ってなることが
多いのではないでしょうか。

さて
今日はちょっと珍しい、
「犬に慣れていないシニア犬(!)」
だったうちの愛犬に
犬友ができるまで
ご紹介します。

犬と犬にも
挨拶があるの知ってる?

散歩中、前から
同じく犬を連れた方
バッタリ。

そんなときに
飼い主と同じく
犬と犬も挨拶をします。

おしりの匂いを
嗅ぎあったり、
鼻と鼻を
合わせたりする
仕草がそれです。

ちょっと苦手な相手だと
ワンワン吠え合ってしまって、
飼い主はゆっくり話したいのに
急いでリードを引いて
会釈ですれ違ったり、
反対にとても仲良しなら、
プレイバウと呼ばれる
低く身を屈めてしっぽを振り
「ワン!」と一声吠える仕草
相手に「遊ぼう!」アピールすることも。

犬に慣れていない犬!?

うちの愛犬は
10歳で迎えた
元保護犬です。

経緯はいろいろあったのですが、
ざっくり分類するなら
多頭飼育崩壊
(飼い主さんが
ケアしきれない頭数を
飼育してしまい、
継続できなくなること)
でした。

多頭飼育崩壊の場合、
栄養不足愛情不足
となってしまう
犬も多いのですが、
愛犬の場合
ごはんと愛情は
たっぷりもらっていました。

ですが、
ほぼ1頭ずつ分けられた環境で生活し、
散歩も手が回らず、
他の犬とあまり交流をしない
犬生を過ごしていました。

ですので、
迎えたばかりの頃は
他の犬から挨拶
プレイバウをもらっても、
まさに「キョトン?」
といった感じで、
愛犬にはその意味が
よくわかっていないようでした。

はじめての犬友

そんな愛犬の
はじめての犬友は、
散歩コース沿いに住む
ワンちゃんでした。

そのワンちゃんは
愛犬よりも歳上で、
お散歩は体力的に難しく
庭の囲いの中での
日向ぼっこが
日課の子でした。

そのワンちゃんは
当たり前のことで
囲いよりもこちらへは来ず、
愛犬としては
心強かったのかもしれません。

何度目かに顔を合わせた際に、
そっと近づき、
気がついた相手も
囲い越しに優しく
鼻と鼻を合わせてくれました。

それからというもの、
愛犬は散歩中、
その子のお宅の前では
急ぎ足になり、
その子がいるか
確認するようになりました。

タイミングよく
日向ぼっこしていると
嬉しそうにしっぽを振り、
鼻と鼻を合わせる挨拶を
したがりましたし、
姿が見えないと
しばらくその場で待って、
ちょっとしょんぼりしながら
帰路につくようになりました。

挨拶の仕方を覚えてから

そのワンちゃんのおかげで、
少しずつ他の犬とも
挨拶が交わせるようになり、
仲良しの子、
ちょっと苦手な子、
など彼なりの
犬友ができていきました。

プレイバウは未だにちょっと
「キョトン?」のようですが、
萎縮して固まったり
スルーしてしまうことは
ほぼなくなったと思います。

初対面の時は
噛んだり
噛まれたりしないように、
リードを握り
相手の飼い主さんと
呼吸を止めながら見守っています
(もしダメだったら離れられるよう
人間同士もアイコンタクトします笑)、
結果お友達になれた時は、
ちょっと誇らしげに
「友達増えた!」と
こちらを振り返る
愛犬の笑顔に
私もほっこりします…♪

学んだこと

愛犬の犬友づくりを通して
私が学んだのは、
「犬見知り」な犬は
最初のうちは
「飛びかかってこない」
安心できる距離から、
少しずつ
相手の犬の姿や匂いを覚え
挨拶を習得すると
良いらしいということ。

シニア犬であっても、
その子なりのペース
挨拶を学んでいく
可能性もあるということ。

とはいえ、
人間側から
無理に働きかける必要はない
ということでした。

もし、
同じようなワンちゃん
ご家族さんがいましたら、
ちょっとした
参考としてもらえたら
嬉しいです。

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