A愛犬家ともなると、一度はどっぷりとハマる被毛のお手入れ。ただでも可愛い我が子を、更にツヤツヤに!サラサラに!はたまたフワモコに!どうやって昇華させるかに昼夜頭を悩ませるなんて朝飯前。フードやサプリ、シャンプー、トリートメントにコームと両手いっぱいに抱える前に、こちらの記事がおすすめです。
今回は、ペット用品の現場で活躍中の犬オタクライター『rinojin』より、犬の被毛基礎知識とおすすめのお手入れ用品をご紹介。愛犬も喜ぶこと間違いなしの情報満載です!
被毛基礎知識とお手入れ用品
犬の被毛。
いわゆる毛である。
サラサラ、
ふわふわ、
ツルツル、
モフモフ…
人の心を惹きつけてやまない
魅力的な被毛について考えてみる。
被毛の種類
犬の毛といっても、
長毛から短毛、
プードルのようにカールした毛、
プーリーのようにモップのような毛、
同じ犬種でもダックスフンドは、
ワイヤーヘアードやスムース、ロングなど様々である。
これは形状による分類であるが、
ダブルコートや
シングルコートという言葉を
お聞きしたことがあるだろうか?
ダブルコートというのは、
オーバーコートと
アンダーコート
と呼ばれる
2種類の毛が生えている被毛
のことだ。
上毛ともいう前者は、
皮膚の保護作用を持つ一方で、
後者は、
オーバーコートよりも密で細く、
また量も5〜20倍もあり、
保温効果に優れている。
ちなみに、
プードルはシングルコートの被毛を持つが、
全てアンダーコートだ。
ほぼ抜けずに伸びる
独特の被毛である。
シングルコートというのは、
マルチーズや
ヨークシャーテリア、
ダルメシアンのような
オーバーコートのみの被毛だ。
このような犬は寒さに弱く、
また皮膚を傷つけやいため、
特に冬は服を着せるなど
配慮が必要である。
抜け毛と換毛
愛犬の被毛であるが、
飼い主の悩みの種の一つである
“抜け毛”のおよそ8割が、
オーバーコートと言われている。
毛が抜け変わることを
換毛という。
換毛は、
日照時間と関係しているが、
室内飼育の犬が増えたため、
季節による
日照時間の変化を
感じ取りにくくなり、
年中毛が抜ける犬が
増加している。
しかし、
特に柴やレトリーバーなど
ダブルコートの犬は、
春と秋の換毛期には、
身体の後方から前方へ、
ごっそりと毛が抜けていく。
被毛を美しく保つ秘訣
ところで、
被毛は何からできているのか?
被毛は爪と同じで、
ケラチンという
タンパク質からできている。
そのため、
良質なタンパク質をとることが、
美しい被毛を保つことに繋がる。
栄養状態が悪いと、
黒毛や毛色の濃い犬では色素不足から、
被毛が赤っぽくなることがある。
銅や亜鉛、魚油に多く含まれる
不飽和脂肪酸は、
被毛の色やツヤやコシを
良くする効果がある。
美しい被毛を保つには、
バランスの良い食生活が重要だ。
他にはどんな方法があるか。
それは、
こまめなブラッシングで、
毛玉やもつれを防いだり、
皮膚の状態を
チェックしたりすることが
とても大切だ。
また、
必要ならば
トリミングに連れて行き、
月に1回から2回の
シャンプーも欠かせない。
そこで、
おすすめのお手入れ用品を
いくつか紹介させて頂く。
1ファーミネーター
(スペクトラムジャパン)
生後9ヶ月頃から使用でき、
ステンレス製で清潔。
リニューアルしてから
エッジガードが付き、
肌により優しい仕様になった。
超小型犬用から
大型犬用まで
サイズ展開も豊富。
ちなみに、
猫用でも犬に使用できる。
また、
長毛種用(5cm以上)と
短毛種用では
歯の長さが違うため、
長毛種用は
短毛の犬に使えるが、
逆は使えない。
2ファーフェッチャー
(ハーツ)
この春に
発売になったばかりの
新商品。
プラスチック製の
2枚のV字型ブラシで
アンダーコートを除去する。
サイズは2種類展開。
3ダブルラバーホールドブラシ
(ポルタ)
シャンプー時にも使え、
肌にフィットし、
抜け毛を絡め取り、
マッサージもできる
ラバー製。
長いピンと
短いピンの
面があり、
毛の長短に
関係なく使える。
4ペットジョーカー
(ブレス)
特に冬場に起き、
犬がお手入れを嫌がる原因の
一つにもなる静電気を
ブラッシングの前に
スプレーすることで防止し、
被毛をふんわりと保つ。
また、
消臭にも
犬の体を拭くときにも
使える万能スプレー。
アレルギーがあれば使えないが、
大豆由来で犬が舐めても安心。
詰め替え用も
ある所もおすすめ。