D動物愛護先進国といえばドイツ!具体的に何がそんなに凄いのかはよく知らないけれど笑ドイツが犬に優しいとはご存知のはず。何が違うのか、どうなると先進国のレベルなのか、愛犬家ならじっくり知ってみたいですよね…!
海外のアニマルシェルターでボランティアも経験した「Akane」が、動物愛護先進国ドイツの犬に関するアレコレを徹底解剖。次の旅行はドイツの一択になっちゃうかも!?
動物愛護先進国
~ドイツ編~
言わずもがな!
動物にとっても優しい国
ヨーロッパは
動物愛護先進国が
多いイメージを
持たれている方が
多いかと思いますが、
なかでも
ドイツは特に
その点において有名
ではないでしょうか。
わたしが
ずっと行きたい国のひとつ、
ドイツの
ペットを取り巻く環境について
お伝えしようと思います。
ドイツの
動物“保護”法
日本でいう
「動物の愛護および管理に関する法律」
(以下動物愛護管理法)
にあたるドイツの
「動物保護法」では
動物は人間の責任において
動物の生命および健康を
保護するものである、
と書かれています。
ようするに
人間は飼養動物の保護者であり
動物は護る対象である、
ということです。
また
犬種や大きさによって
ケージやリードの大きさが
詳細に決められており、
運動量の規定や
長時間の留守番の禁止など
細かな規則が定められており、
違反している場合は
アニマルポリスや
獣医局に通報され
違反を続けると
犬は没収となり
保護施設に入れられます。
日本でも
令和3年6月の
動物愛護管理法改正の際に
ケージのサイズについて
基準となる大きさが
定められましたが、
順守されているかどうかは
疑問が多い部分もあります。
法律が定められた背景には
政治的な問題や
人々の意識など
様々なものがあると思いますが、
比べてみると一体
何の為の法律かが
浮き彫りになってくるような
印象を受けます。
犬税の導入
ドイツでは
州ごとに犬税が
導入されています。
税額は州によって異なりますが
首都ベルリンでは
年間一頭120ユーロ、
二頭目以降は180ユーロ
を納めなければなりません。
犬税は主に
犬や愛犬家の為の費用
として使われています。
税金だけでも
年間日本円にして
約1万6千円の
お金が必要になります。
これだけでも
安易に犬を飼う人と
不幸な犬を減らす活動に
なるように感じます。
どこでも一緒!
にいられる理由
「犬とこどものしつけは
ドイツ人にさせろ」
という格言があります。
その理由としては
やはり
しつけがきちんとされている
わんちゃんがほとんど
だからです。
ドイツには
犬の学校が
数多く存在します。
社会化期から1歳過ぎまで
多くの飼い主さんが
自分に合った学校に通い、
社会性やマナーなどを
身につけます。
驚いたのはその費用!
なんと1クラス
1000円未満で
受けられるクラスもあるとか。
スーパーや薬局などを除き、
公共交通機関や
レストランなど
犬と一緒に入れる場所が
多いドイツですが、
こうした
しつけが行き届いているからこそ
当たり前の日常と
なっているのです。
動物は保護施設から
ドイツでは
ペットショップでの生体販売は
原則禁止されています。
オーストラリアの記事で
シェルターから譲渡されることが
多いと書きましたが、
ドイツでは
それが当たり前のようです。
動物愛護活動をしている方や
興味がある方は、
一度は耳にしたことが
あるのではないでしょうか?
ドイツの
超!有名民間動物保護協会、
ティアハイム。
ティアハイムの歴史は古く、
ベルリンにあるシェルターは
1901年に開設され
ヨーロッパ最大の動物保護施設
となっています。
最大の特徴は
行政から動物の保管の
委託を受けている
ということです。
しかしその費用は
年間維持費の
10%にも満たないほどで、
ほとんどが
寄付金で賄われています。
清潔で快適なシェルターが
ドイツ国内に500か所あり、
様々な理由で保護された動物たちが
新しい家族を待っています。
譲渡条件は厳しく、
希望を出しても
その子の条件に合わなければ
譲渡にはなりません。
ティアハイムに関しては
様々な記事が出ておりますので
是非検索していただければと思います。
愛犬家理想の国、
ドイツ
犬が社会の一員として認められ、
愛犬家にとっても
暮らしやすい環境の
ドイツ。
日本がドイツのようになるには
まだ歴史が浅く
人々の意識の違いもあり
難しいかもしれませんが、
参考になる部分は
たくさんあると思います。
そして
大型犬ラバーにとっては
夢の国かもしれません。笑
いつか!
ドイツ行ってきました
レポを書ける日が来ますように!!