Fフィラリアという病名はよく耳にしますが、身近な病名ゆえに細かく病気の詳細をご存知の方は少ない気がします。また同様に予防が手軽なノミ・ダニと一括りにされているのですが、実は結構違います。w

野犬だった愛犬のフィラリア症も経験した犬オタクライター『芽萌』がフィラリア症についてじっくりおさらい。なんとなく知っている方も、この機会にしっかり知っておきましょう!

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どんな病気?

愛犬家の皆さんは勿論、
フィラリア予防
していますよね。

昔はフィラリア症
亡くなってしまう
わんちゃんが多かったため、
現在のわんちゃんの
長寿の秘密
フィラリア予防にある
といっても過言ではありません

では、
フィラリア症とは
どんな病気で、
予防の方法
どんなものがあり、
注意事項としては
どんなことがあるのか。

今回はそんなお話を
したいと思います。

フィラリア症とは

蚊を媒体として感染する
寄生虫の病気です。

フィラリアに罹っている
わんちゃんの血を吸った蚊に、
血を吸われることで
寄生されます。

このフィラリアですが、
ミクロフィラリアという
子供のフィラリアと、
心臓に寄生する
親のフィラリアとがいます。

オスとメスがいて、
オスとメスが交尾をすることで
体内のミクロフィラリア
増えていきます。

フィラリアの検査
偽陰性があるのは、
オスしかいない場合や、
子供が育ち切っていない場合
に起こります。

フィラリア症
予防が可能な病気です。

重症化してしまうと、
死に至る病気ですので
しっかりと
予防していきましょう。

予防薬の種類

フィラリア予防薬には、
いくつか種類があります。
最近の主流は、
お肉フレーバータイプですね。

こちらは、
ノミ・ダニ・お腹の虫にまで効く
オールインワンのものが
多いかと思います。

通年ケアの必要
ノミ・ダニ
更にはお腹の寄生虫
にまで効くなんて、
なんて効率的なのでしょう!笑

ただ、
好き嫌いの多い子
食いつきが悪く、
投与に一苦労する
こともあります。

(うちの上の子がそうです…)

こちらは
通信販売
買えるものもあります。

勿論、
錠剤のお薬タイプもあります。

お薬を上手に飲める
わんちゃんであれば、
一番簡単な方法
かと思いますが、

ノミ・ダニのケア
また別に行わなければなりません

こちらは
動物病院さんで
処方してもらいましょう。

最後に、
ビスケットタイプ。

こちらも
ノミ・ダニケア
別に行わなければ
なりません。

ただ、
お肉タイプは食べないし、
お薬もちょっと苦手…
というわんちゃんには
適していると言えます。

いずれにせよ、
蚊が飛び始める
3~4月の1か月後の4~5月から
蚊のいなくなる
11月の1か月後の12月まで
投与は必要となります。

なぜ1か月後まで
投与するべきなのか
というと…

フィラリアのお薬は、
前述した子供のフィラリア
殺虫する作用を持っています。

この作用は、
今現在いるフィラリアの子供を
駆虫するのです。

親のフィラリアには効きませんし、
子供が大人になるのに
6ヶ月しかかかりません。

例えば、
11/15 に投与した後、
11/16 に感染したとして。

次に投与するのが
翌年の 5 月だとしたら…?

ちょっと考えただけでも
怖くなりますよね。

つまり、
今年のフィラリアは
今年中にやっつけよう!
ということ。

ちなみに、
コリーボーダーコリー
シェパードなど
コリー系のわんちゃんは、
遺伝子疾患により
重篤な副作用が出る
可能性があるとして、
予防薬を推奨していない
病院さんもあるようです。

少量なので
様子をみながら
処方してくれる
病院さんもありますし、
予防の為の
代替薬もありますので
ご安心くださいね。

フィラリア症に
なってしまったら

ここでは、
我が家の体験談
お話しします。

うちの下の子は、
山口県の野犬
やっていました。

勿論、
フィラリアのケアなんて
されたことがありません。

当然ながら、
フィラリアに罹っているもの
と思っていました。

しかし、
現地のボランティアさんが
現地で医療にかけてくれた際の検査では
『フィラリア陰性』

野犬だったのに、
そんな幸運なこともあるのか、
と思いました。

我が家にやってきて、
病院に連れて行った際に主治医から
「再度検査してみましょう」と言われ
再度フィラリアの検査をしました。

現地での検査から
2週間経ったくらいでした。

結果は『フィラリア陽性』

オスしかいなかった状態から、
メスの出現に至ったのでしょう。

たった2週間で陽性になったことで、
私はかなり驚きました。

それから、
陰転することを願って
薬で治療を開始しました。

都内の病院なので、
主治医も滅多に
フィラリア症の子は見ないらしく、
改めて勉強してくださったそうです。

なにしろ、
手術となると特殊な技術
必要なようで…。
(肩から心臓に寄生している
虫を
引き抜くんだそうです)

薬の投与方法は、

1か月投与

1か月お休み

検査

陰転していなければ再度1か月投与

1か月お休み、

というサイクルでした。

我が家ではこれを1か月半続け、
見事陰転してくれました。

フィラリアに感染している子には、
フィラリア予防薬は使えません。

発症したらほぼ命を落とす
急性フィラリア症
なってしまうからです。
(なので、毎年の投与前の検査が必須です)

完治した今、
フィラリア予防薬を投与していますが、
予防薬をあげられることにも
喜びを感じています。

如何だったでしょうか?

愛犬と長く一緒にいるためには
必要不可欠なケアである
フィラリア予防

都心であっても、
フィラリア症がなくなった
訳ではありません。

愛犬の命を守るために、
どれだけ嫌がっても
月1度のケアを頑張りましょう!
…お互いに…。笑

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