K健康管理の第一は、まず質の良い水を充分に飲むこととよく言われます。体調管理だけでなく、髪や肌までとても綺麗になるんだとか。水分が大切なのは人も動物も同じ。愛犬の食生活を管理する責任のある私たちがもっともっと気を遣ってあげてもいいポイントなのではないでしょうか。
3頭の愛犬&愛猫のママとして奮闘中の犬オタクライター『torio mam』が、水分摂取量の目安や水分の役割、そしてお水を飲んでくれない子の対策まで、細かくお届けします。
知ってるつもり?!
犬と水分補給
生物は生きる上で、
食事や呼吸を必要とし、
自然に行っている。
今回は
「水分補給の必要性」
について目を向けてみた。
喉が渇いたから飲む、
暑いから飲む、
そんな当たり前の事だが、
水分補給は
生きる上で必要不可欠である。
これは人間だけでなく
動物も同じだ。
今回は
水分補給の大切さについて
まとめてみた。
人と動物の水分量
「人間と動物の身体の水分量の比較」
を%で見てみると、
人間→成人男性なら体重の60%
新生児なら約80%
犬→成犬時体重の約50〜80%
子犬なら約70〜80%
猫→成猫時体重の約60〜80%
子猫なら約60〜80%
上記を見てもらう通り、
身体の半分以上が
水分でできている。
また、
10%なくなるだけで
死に至る危険性が高くなる。
水分の役割
さて、
みなさんは
水分が身体の中で
どのような役割をしているか
ご存じだろうか?
「水分がもたらす役割」
1.酸素や栄養分を身体中に運ぶ輸送媒体
2.老廃物を体外に排出媒体
3.酸素による消化媒体
4.体温調節
5.体液の状態を一手に保つ
上記の5つの
重要な役割を
果たしてくれている。
水分不足になると?
では、
水分不足になると
身体にどのような影響
があるのか?
1.消化・吸収が悪くなる
2.体外に熱を放出できなくなる
3.体温調整ができない
4.内臓疾患になりやすくなる
5.老化を促進させる
犬の水分摂取量
大切な愛犬に辛い思いや苦しい思い、
寿命を短くさせるなんてことを
望む飼い主はいないはず。
そのために
愛犬の1日の水分摂取量を
覚えたり見直してみても
いいのかもしれない。
飲水量は気温や運動量、
ドライフードか
ウエットフードかによるがおおよそ…
「1日に必要な水分量=(体重×30)×1.2」
*30ml=1kg辺りに必要な量。
*1.2=1.2倍する
私が調べた内容では
このような計算になる。
犬に適した水とは?
どんな水が
犬や猫にはいいのか?
1.水道水(できればカルキ抜きしてあるもの)
2.マグネシウムやカルシウムを含まないミネラルウォーター
3.アルカリ性を含まないミネラルウォーター
なぜ
マグネシウムやカルシウム、
アルカリ性の物を
選ばないのかは
この3つが結石症の
リスクを上げてしまう
ためである。
水を飲んでくれない?
水分を摂ることが
好きではない犬猫も
いなくはないと思う。
そのとき
どうしたらいいのか
一提案として聞いてもらいたい。
水分補給促進対策
〜外出時〜
1.鼻に少し水をつける
鼻に水をつけ違和感を覚え、
舌で舐めたり、
お皿などにある水に
意識がいく。
2.薄めたスポーツドリンクや
ノンカフェインの麦茶を薄める
人間用のものを薄めてあげてみる。
かなり薄くする必要はある。
慣れていないともっと飲まない可能性もある。
水分補給促進対策
〜自宅時〜
1.ヤギミルクや
犬猫用ミルクをあげてみる
栄養もあり水分も摂れ、
ホームセンターなどで
購入できるので
試してみてもいいかもしれない。
しかし、
冷蔵庫保管だが
冷たいものを急に飲むと
人間も同じで
腹痛を起こす可能性もあるので、
少し温めたり、
常温にしてあげると
安心して与えられる。
2.犬猫用経口補水液をあげてみる
ペットスウェットや
ロイヤルカナンの
電解性サポートも
おすすめだ。
うちはなにかあったときのために
救急セットに入れている。
3.肉や魚、野菜の茹で汁
を飲ませてみる
香りがよいと
釣られて飲んでくれる
犬猫は多いと思う。
うちはサーモンが
特に効いた。
*これからさらに暑くなってくるので、
もしドッグランなどに行くときは
ペットスウェットなどを
念のため用意していくのも
いいかもしれない。
最後に…
人間にも犬にも猫にも
水分補給は
必要不可欠であることが、
わかってもらえただろうか?
これから気温が増す
ことになるだろう。
私たち飼い主が
しっかり愛犬、
愛猫の飲水量を把握し、
愛犬、愛猫の健康に
注視していかなければならない。
上記で色々書いたが
簡単なことを意識していけば
いいと思う。
例えば
毎日清潔な水を用意する。
時折確認し、
「いつもより少ないかな?」
と思ったら水分量多いご飯、
ウェットフードを多めにするなどの
対応ができたらいいと思っている。
水分は寿命にも関わっているので、
愛犬、愛猫と1日でも長くいられるよう
小さいことから学んだり、
気にかけてもいいと思う。